ハンバーガーの誕生や命名の由来については諸説がある。まず、英語におけるHamburgerとは、日本におけるハンバーグ、つまりハンバーガー・パティそのもののことを指し、必ずしもバンに挟んだサンドイッチのみを意味する言葉ではない。また、日本で言う「バーガー」、つまりハンバーグや豆腐ハンバーグ、ベーコン、野菜などをパンで挟んだものは、英語ではサンドイッチと呼ばれる。
挽き肉料理のルーツはモンゴル遊牧民のタルタルステーキに遡るとされているが、これがヨーロッパを経由して独自の発展を遂げ、ハンブルク風(=ハンバーガー)ステーキとしてアメリカに伝わったと考えられている。1891年の文献には既に「ハンバーガーステーキ」の文字が見られ、1904年にセントルイスで開催された万国博覧会会場内でハンバーガーステーキを挟んだサンドイッチが「ハンバーガー」という表記のもとで販売されていたという事実からも、20世紀の初頭には専用の丸いバンと組み合わさり、今日のハンバーガーの原型が誕生していたと考えられる。